(目的)

第1条　この規則は、公共下水道処理区域外(以下「区域外」という。)において、合併処理浄化槽設置整備事業により水洗便所の改造工事を行う者に対し、町が指定する金融機関からその資金の融資を受けた場合に、係る利子の全額を補給することにより、合併処理浄化槽設置整備事業の円滑な普及促進を図ることを目的とする。

(用語の定義)

第2条　この規則において「利子補給」とは、合併処理浄化槽設置整備事業の認定を受けた者が、次の改造工事を行う際に金融機関から融資を受けた場合に係る利子を助成することをいう。

(助成対象)

第3条　利子補給の対象者は、区域外において前条各号に掲げる改造工事を行う家屋の所有者(官公署、団体及び法人を除く。)とする。

(利子補給を受けることができる者)

第4条　前条の規定により利子補給を受けることができる者(住宅等を新築する者は除く。)は、次の各号に掲げる要件を備えている者でなければならない。ただし、町長が特に認めたときは、この限りでない。

(融資の限度額)

第5条　融資を受けることができる額は、次の各号に掲げるとおりとする。ただし、その額に1,000円未満の端数を生じたときは、これを切り捨てるものとする。

(融資資金の利子補給)

第6条　町長は、融資を受けた者に対し、償還金の利子を補給するものとする。

(融資資金の償還)

第7条　融資資金の償還方法は、元金均等月賦償還とし償還期間は融資を受けた日の翌月から起算して、次の各号に掲げる期間とする。ただし、繰上償還を行うときは、この限りではない。

(融資資金の利子)

第8条　前条に規定する償還金の利子は、取扱金融機関の定めるところによる。

(利子補給の申込)

第9条　利子補給を受けようとする者は、水洗便所改造等資金利子補給承認申請書(第1号様式。以下「申請書」という。)に次の各号に定める書類を添付して、町長に提出しなければならない。ただし、自己所有地の場合、第5号の書類は、この限りでない。

(利子補給の承認)

第10条　町長は、前条第1項の規定により申請書を受理したときは、速やかに当該申請の内容その他必要な事項を審査し、利子補給承認の可否を決定するものとする。

(工事の完了)

第11条　前条第2項の規定により承認通知を受けた者は、利子補給承認日から60日以内に工事を完了しなければならない。

(利子補給の取消等)

第12条　町長は、利子補給承認者が次の各号の一に該当する場合は、承認を取消し、又は減額することができる。

(助成金の交付等)

第13条　町長は、町が行う検査に合格した後、利子補給承認者に水洗便所改造等完了検査合格書(第5号様式)と水洗便所改造等資金利子補給確定通知書(第6号様式)により通知するものとする。

(融資資金の繰上償還)

第14条　町長は、資金の融資を受けた者(以下「借受者」という。)が、次の各号の一に該当するときは、償還期日前であつても融資資金の全部又は一部を繰上償還させることができる。

(償還方法の特例)

第15条　町長は、災害、盗難、疾病、その他やむを得ない事由により、融資資金を償還期日までに償還させることが困難と認めたときは、借受者からの水洗便所改造等資金償還条件変更申請書(第9号様式)により償還条件の変更をすることができる。

(届出等)

第16条　借受者は、次の各号の一に該当するときには、速やかにその旨を町長に届け出なければならない。

(賠償の責務)

第17条　町長は、第10条に規定する利子補給の取消等又は、第12条に規定する繰上償還により生じる借受者の損害については、賠償の責務を負わないものとする。

(補足)

第18条　この規則に定めるもののほか、この利子の助成に必要な事項については、町長が別に定める。