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新冠町国保病院改築計画の延期のお知らせ

延期に至るまでの経過

 今年1月開催致しました町政懇談会におきまして、町民の皆さんに対し諸準備が整い次第、平成18年度から年次計画で国保病院の改築を執り進めたい旨のご説明を申し上げました。
 併せて関係予算について今年度は初年次計画として病院改築実施設計委託事業(43,995千円)を予算措置いたしましたところでございます。
 このような経過の中で、平成18年の診療報酬改定の内容が3月下旬に明らかになり、その中で特に本町に影響あるものとして、病院事業における夜間看護配置基準の整備が盛り込まれ、当病院における看護師人員配置について最低でも6名程度の増員が必要とされ、この他にも大幅な収入減になるような診療制度の改正があり、当病院経営の収支バランスが著しく影響を及ぼしかねない状況下なっていることから、このまま改築プランを進めることは深刻な経営悪化を招きかねない事態が想定されているため一定期間、病院の改築については延期することに致しました。

国保病院の現状

 国保病院では、ここ数年、赤字額は減少しており平成16年度決算においては収益的勘定で1億円ほどの不足額を町補助金で賄っておりますが、自治体の病院における不採算病院については地方交付税において財源手当がなされる仕組みにあることから、実質的には2千万円ほどの町費負担という状況にあります。
 今回の病院改築にあたりましては、国保病院は築36年経過しており老朽化が著しく、併せて暖房設備が限界にあることから、町として懸案事項の解決を図るため、厳しい財政状況ではありますが、町民の医療の確保と特に高齢化社会に対応した診療体制を今後とも維持することとし、改築計画を進めてまいりました。
 ご承知のように病院経営は、病院を利用される方々の診療報酬収入により賄われており、この診療報酬は概ね2年に1回の改定がなされ、今年度は改定年度となっておりました。
 このことから町は過去の改定状況を考慮し、又、国の動きを踏まえ収入はダウンするという見込みのもとで、将来的な収支推計を立てて改築計画を進めてきましたが、従来の診療報酬の改定と大きく異なる看護体制の見直しもなされるという方針が示され、これらの改定事項をベースにして、仮試算を致したところ年間約9千万円の収入減となることが判明しました。
又、診療報酬の改定による4月分の収入を対前年同期と比較しましたら、約7,500千円ダウンしており、仮試算した金額の9千万円前後、今年度の収入は落ち込むことが、ほぼ現実的な数字になるものと判断いたしております。
 この不足額は病院会計の中で処理するか、町財政から病院に支援する対策も考えなければなりませんが、いずれにしても財政支援のない多額の経費支出となることから、将来的な病院の方向性について再検討する必要があると判断致し、病院改築計画の一定期間、延期することに致しました。

今後の取り組みについて

 今後においては、病院改築構想の目的であります緊急時の急性期医療を一部確保し、高齢者の事情を考慮した慢性期患者の施設整備を行うという基本的な方向性を堅持しながら、あらゆる施設整備手法について情報を収集しながら整備計画の実現について取り組んでまいりたいと考えてまいりたいと考えております。
このため現在、役場庁舎内で関係課によるプロジェクトチームを発足させ、今年の早い時期に整備計画を取りまとめることで作業を進めておりますが、近年「、国は医療や介護のあり方に係る施設整備について医療制度改革を含めて今後の方針を示しておりますので、新冠町としてどのような施設整備が無理のない、又、町民の方々が機能的に活用出来るか慎重に動向を見極めながら方向性を見出すことに致しており、計画案がまとまりましたなら町民の皆さんにお示し致したいと存じますので、ご理解を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
更新日2006年6月5日

  


 お問い合せ:新冠町国民健康保険病院 電話(0146)47−2411